ポルトガルvsオランダ [サッカー観戦]
最初に断っておくが、オレサマはポルトガル(とアルゼンチン)ファンである。
オランダも好きなチームですが、レポートはポルトガルびいきなっていると思われるので、ご容赦を・・・。
欧州屈指の美しいポゼッションサッカーをする2チーム。
ポルトガルが勝つにせよ負けるにせよ素晴らしいゲームになることを期待していた。
しかし、たった2人の人物の為にとても醜い試合になってしまったことが悲しい。
その2人とは・・・、
ロシア主審、イヴァノフ
オランダDF、ハリド・ブラルス
である。
ブラルスは荒れた試合となるきっかけを作り、イヴァノフはその荒れた状況を更に荒れた状態にした張本人である。
まずブラルスは前半開始早々。攻撃の中心的存在であるCロナウドに極めて悪質なファール。
スローで見てもボールとは関係なく、相手を削りにいったことが明白なプレーである。
事実、この負傷でCロナウドは前半途中での交代を余儀なくされたのだ。
(余談だが、怪我した後にも意味のないラボーナを出しちゃうとこが実に彼らしい(笑))
これで選手達に熱くなるなというのも無理なきことである。
中盤のポゼッションは明らかにオランダ。
マニシェの美しいゴールでポルトガルが先制するもオランダは決定的なチャンスを何度も作り出す。
期待のロッペンはSBミゲルを中心に抑えられていたが、ファンペルシーが華麗な切り替えしから、危険なセンタリングやシュートを放つ。
前半終了間際。
何とかポゼッションを取り戻そうと何度か危険なタックルを見せていたコスティーニャが故意のハンドで2枚目のイエローから退場。
これで退場はちょっと厳しすぎる気もしたが、それ以外のプレーでもラフなタックルが多かったんで目をつけられていたと思われる。
これで一人少なくなったポルトガル。
まだ45分もあるが、これで守備意識が高くなったことで逆に負けないサッカーが出来るんじゃないかといった期待もあった。
後半。
開始早々からオランダの猛攻。
ポルトガルがワントップのパウレタを下げたこともあり、3バック気味にポジションを変更して攻撃する。
この時、往年の3-4-3システムがみれてちょっと嬉しかった。
やっぱオランダは4-4-2よりも3-4-3が良いなぁ(笑)。
この猛攻はGKのファインセーブやバーに嫌われる。ここで得点が入れば、また違った展開になったと思う。
耐え忍んだポルトガルも徐々にカウンターでチャンスを作り出す。
デコのドリブルをジオ(ファン・ブロンクホルスト)がファールで止める。
まずこの時に小モメ。
フィーゴがファンボメルに頭突き・・・。主審は直接見てなかったようで、イエローで済む。
続いてフィーゴが左サイドを突破!
ブラルースが肘をフィーゴの顔面に見舞ってイエロー2枚目。退場。
故意か偶然かの判断は難しいが、ブラルースはそれまでのラフプレーも酷かったんでしょうがない。
この辺りから、両チーム共にどんどん熱くなり、審判は選手達を落ち着かせることも出来ず、イエロー連発の展開へとなっていく・・・。
ポルトガルが4-4のカウンターチャンス!
しかし、直前のプレーでポルトガルDFが倒れていて、主審はゲームをストップ。
主審のこの判断は間違っていないが、ドロップボールからの再スタートのシーン。
普通はポルトガルのマイボールでストップしたのだから、ポルトガルにボールを返すのが当然の行為。
しかし、オランダDFハイティンハは何をトチ狂ったのかポルトガルのゴールに向かってドリブルで突進を始める!
この非紳士的行動は誰も予測してなかっただけに反応できないポルトガルの選手達(オランダの選手達も反応出来ていなかった気もするけど(笑))。
近くにいたデコが慌てて追いかけて、後からファール。イエロー。
そのプレーだけ見れば確かにイエローに値する行為なんだけど・・・発端となったハイティンハの醜い行為を見てるとデコに拍手を贈りたくなるプレーだった。
さらにこの後もモメて、スナイデルが選手を突き飛ばして倒す。・・・これも当然ながらイエロー(レッドでもおかしくないと思う)。
さらにファールからのリスタート。
デコがすぐにリスタートさせないようにちょっとボールを持って相手に返したトコで掴み倒される。
主審がすかさず歩み寄ってイエロー。
あ~あ、オランダはまたつまらんイエローを貰っちゃったな~とか思っていたら、なんとイエローはデコの遅延行為に対して。
・・・おいおい。
2枚目のイエローなんで、デコはもちろん退場。
しかし、あの程度の遅延行為で退場になるなんてのは初めて見たぞ?
9人となったポルトガルはもうオランダの猛攻をしのぐのみ。
マイボールになるととにかくボールキープして時間を稼ぐ。
こんな時、シモンみたいなドリブラーがいることはとても助かる。
オランダの足も止まっていて、簡単にボールを奪い返せず時間は進む。
後半ロスタイムにジオが倒して2枚目のイエローで退場。
これもファールなのは確かだけど退場に繋がるプレーとなると微妙な判定である。
さっきのデコの退場といい、審判はほぼ間違いなく冷静さを失っていると思われる。
そしてタイムアップ。
イマイチ後味が悪いが、1-0でポルトガルの勝利である。
勝ったのは嬉しいが次の試合はコスティーニャとデコが出場停止。
C・ロナウドとカルヴァーリョの怪我も心配である。
イングランド戦は苦戦しそうだなぁ。
退場となったデコとジオが仲良く並んで試合を見てる(二人はバルセロナでチームメイト)シーンが何度かTVで映っていた。
きっと「あの審判、イカレてるよ」とか話していたのかな(苦笑)。
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