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ワールドカップレポート まとめ [サッカー観戦]

ワールドカップが終わって燃え尽きたのか、しばらくblogばなれ(っていうかPCばなれ)をしていたが、一応復帰。
今更だが、総括していこうと思う。

2006ドイツワールドカップはイタリアの優勝で幕を閉じた。
フランス優勝の予測は外れてしまったが、まぁ、実力が均衡しているチーム同士の予測は難しいんで、しょうがないか。
しかし、PK戦に弱いイタリアが最後に強さを発揮したのは意外だった。

決勝戦はジダンに始まりジダンに終わる。いや、マテラッティに始まり、マテラッティに終わるといった表現の方が正しいかも?
どちらも守備力が高い上にリスクをかけない攻撃。94年のブラジルvsイタリアの決勝戦を思い出す戦いだった。
あの試合は0-0でPK戦になったが、あのロマーリオ&ベベットを完全に封じ込めたバレージのDFラインは今でも印象深い。

この試合でもどちらかが優勢になる時間帯はあるが崩しきるシーンは少ない。
延長になると流石にスペースが空きだすが、最後の最後は確実にマークにつく両チーム。
ジダンが退場直前に放ったノーマークからのヘディングシュートぐらいが決定的チャンスといえたかも。

そしてジダンの一発退場。
マテラッティの暴言があったとしても、あの頭突きは我慢して欲しかった。
あれさえなければ延長前半はフランスペースだっただけに何とかなった可能性があったんだが・・・。

しかし、マテラッティ。
普通なら被害者なのにこれまでの前歴もあって悪役にされてしまうプレイヤー(ジダンも前歴は多いが・・・)。
ちょい可哀相かも。
そういや、鈴木隆行もけっこう挑発がうまいプレイヤーだったな。
韓国語でも覚えれば、韓国戦なら役に立つプレイヤーになりそうだ(笑)。

総括としては、やはりトーナメント戦は守備力の強いチームが残った感じ。
中でもはボランチの守備とボールを展開する技術はボールの支配力に大きな影響を与えていた。
個人的には改めてボランチの重要性に実感する大会だったと思う。

イタリアのガットゥーゾとピルロ。フランスのマケレレとビエラ。ドイツのバラックとフリングス。ポルトガルのコスティーニャとマルシェ。
そういや、イングランドのジェラードとランパード。あとハーグリーブスも素晴らしいボランチだった。

それに比べるとオランダはコク、アルゼンチンはマスケラーノと1ボランチのチーム。
ブラジルはボランチが試合毎に変わり、安定しなかったのも敗因の一つと思う。

日本の場合。
福西はガンバっていたが、中田の守備はセンスはあるが、足だけで行くことが多いこともあって守備力ではちょっと落ちる。
(・・・でもピルロよりはマシかな(笑))
相方の福西にガットゥーゾ並みの運動量があれば問題ないが、そうもいかない。
展開力もボランチに必要な大きなサイドチェンジのパスは少なかったように思う。

そうなると今後は阿部や今野みたいな素質の良いボランチは育っていると思うので、彼らを伸ばすことも考えたい。
ちなみに小野や小笠原をボランチにするのなら、彼らには運動量と守備力をパワーアップして貰う必要があると感じる。
勿論、相方にカバーリングできる能力があれば問題ないが・・・。

そうそう日本の話といえばオシム監督がほぼ決定になりそうなのは嬉しい話である。
(サッカー協会に反省の色がないのが悔しいが・・・。)
これまでに就任した監督の中では一番期待できそうな存在である。

・・・とはいえ、代表監督とは叩かれるのも仕事の内ってくらい必ず叩かれる存在である。

オシムさんが人間的にも好きな監督だけにちょっと心配かも。


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ゴート

アメリカ大会のバレージは僕も印象に残っています。ブラジルのあの二人のFW。バレージは身体能力の差を読みとDFの統率で守りきり、足がつっても最後までブラジルに失点を許さなかったあの姿に感動しました。

挑発があったにしても、頭突きはまずいっすよね。国際映像で流れちゃってますし・・・。しかし、ああいう挑発って結構あるんじゃないんですかね?FIFAも今頃になって調査なんかしてますが、再試合でもやる気なんでしょうか?

ピルロのディフェンス。ディフェンスなんてしてましたっけ?(^^;
なんか、あのだるそうに走る姿が、名波とダブるのは・・・僕だけでしょうね。
by ゴート (2006-07-15 18:02) 

滅入るマン

オシムさんは育成名人?
でもジーコ(敬称略)よりは全然良さそうですね。

そんな事よりイタリア誌で日本代表について酷評されてます。
「日本のFWはゴール20Mの所で突然消える」
なんて上手い例えなんでしょう(笑)
by 滅入るマン (2006-07-16 22:40) 

なべ

>ゴートさん
バレージは数少ない「魅せる」ことが出来たDFだったと思います。
勿論、DFライン全体が素晴らしかったんですけど、決定的ピンチの一歩手前を必ず抑えていたバレージは素晴らしかった。

今大会のカンナバロの活躍も凄かったですね。
体格差がどうのとか言っている解説者は彼とバレージのプレーをきっちり見て欲しいものである。

>滅入るマンさん
ええ、就任当時から解っていましたが、ジーコは監督自体が「初」でしたからね(苦笑)。
(・・・初就任から結果を出せる監督も勿論いますが)

>「日本のFWはゴール20Mの所で突然消える」
うまい表現だ(笑)。

これがインザーギみたいにDF視界から一瞬消えることを意味しているのならば、嬉しいんですけど(笑)。

そういや、今回のFW陣にはシャドーストライカータイプがいなかった。
(強いて言えば大黒か?)
体格で敵わないのは解っていたのだから、2TOPのどちらかはシャドーストライカーにして欲しかったなぁ。
by なべ (2006-07-21 01:18) 

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